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イベント開催報告

  • 2016.10.07 新生児専用ドクターカー

     医師が乗り込む新生児専用救急車が聖マリア病院救急業務室に導入されました。一般の救急車を改造し1997年から使用してきた車両が老朽化したため、出産時のトラブルや先天性の病気などの新生児を安全、迅速に運べる運搬用保育器など最新の機器を備えた専用車両に切り替えました。運搬用保育器は、車両後部のリフトでキャスターごと昇降し、スムーズな搬入・搬出ができます。新生児集中治療室(NICU)でつかう保育器と同じようにフード内を適温に保つシステムを搭載、従来と同様に生体情報モニターや人工呼吸器などを備え、車内に手持ち式の保育器も常設しています。

    新生児専用救急車の安全を祈念する祝福式
  • 2016.09.08 本番さながら防災訓練

     熊本地震のような大規模地震の際に患者さんや職員をスムーズに救出する手順を確認するため、聖マリア病院と久留米消防署、久留米市消防団による総合防災訓練が9月8日、同病院で行われました。久留米市で震度6強の地震を観測、病院内で多数の負傷者が出たとの想定で、約220人が参加しました。訓練は、解体作業が本格化する直前の新生児・小児救急医療センター(小児棟)とその周辺で実施。消防署員がエンジンカッターで防火シャッターを切断したり、災害派遣医療チーム(DMAT)隊員が負傷者役の職員を担架で運び出したり、本番さながらの訓練になりました。

    防災訓練で防火シャッターを切断する際に飛び散る火花
  • 2016.07.26 JICA青年研修を実施

     聖マリア病院国際事業部は2016年7月14日から26日までの間、2016年度国際協力機構(JICA)青年研修を実施、ミヤンマーの医師や看護師計15人が地域主導型の健康づくりなどを学びました。
     研修員はいずれも、首都ネピドーの保健省本省や各州の保健医療に携わる次世代リーダー候補。研修では、福岡県すこやか健康事業団(福岡市中央区天神)や聖マリアヘルスケアセンター(久留米市津福本町)、久留米市中央学校給食共同調理場(同市野中町)を訪問、それぞれ具体的な業務の流れを見学し、その活動の実際と役割を学びました。研究者による充実した講義もこの研修の特徴。今回は、聖マリア健康科学研究所の平田輝昭所長による「日本の生活習慣病の現状と施策」と九州大学医学研究院附属総合コホートセンターの二宮利治教授による「久山町研究の最新成果」が盛り込まれました。さらに、地域主導型の健康づくり活動の実態を知るため、小郡市役所の活動の最前線を見学、地域の参加者らとも交流しました。
     見学や議義で得た幅広い知識を生かし、ミヤンマーで直面している問題の解決手法を習得するワークショップもあり、医師と看護師という職種の垣根を越えて、全員が積極的に討議に参加しました。
    タイトな研修日程でしたが、文化交流や浴衣の試着体験なども組み込み、研修員にとって楽しく有意義な日本滞在になりました。
    美しい浴衣姿で勢揃いしたミャンマーの研修生15人。タイトな
    研修日程の合間、日本の文化に触れて、楽しいひとときを過ご
    しました(久留米市日吉町の三本松公園)
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