療養病棟
診療内容・診療目標
急性期での治療を脱して、慢性期の状態にある患者さんの継続的医療処置やリハビリを行う病棟です。脳血管障害後の後遺症、呼吸器疾患、骨折後、がんなどが対象疾患で、療養支援や退院に向けての支援を行います。厚生労働省が作成した、病態・処置の状態(医療区分)と介護を要する状態(ADL区分)の分類に従って、主に医療区分2および3の、医療必要度の高い患者さんを対象にしています。病床数は48床で、全て医療保険適応です。
現在は約4人に1人が65歳以上ですが、2025年には団塊の世代が75歳以上となり、高齢者が急増すると予想されています。2025年に向け、医療提供体制の再構築、地域包括ケアシステムの構築を図るため、現在、医療機関の機能分化・強化と連携、在宅医療の充実などの取り組みが行われています。
療養病棟にもこれまでとは違い「在宅復帰の推進」が求められています。当院の療養病棟でも在宅復帰への取り組みを強化し、地域との連携を深めていきたいと考えています。